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2021.07.20

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【最新】SMS送信サービス徹底比較14選!失敗しないためのSMSサービス選定とは?

SMS

携帯電話・スマートフォンの普及により、多くの方が日々携帯端末でメッセージをやり取りしています。様々なサービスを利用している中で、最も古くから使われている国際規格のメッセージサービスのひとつがSMSです。限られた文字数など制約が多いSMSですが、多くの企業で有効的に使われています。

そこで今回は、本人認証や確認通知などでSMS導入をご検討の方向けに、失敗しないためのSMS送信サービス選定についてご紹介します。自社に合ったSMSサービス選定のご参考にしていただければ幸いです。

■ SMS送信サービスとは?

SMSとは、ショートメッセージサービス(英:Short Message Service)の略称で、一般的にSMS(エス・エム・エス)と呼ばれています。このSMSは、SMS送信サービスとして、携帯電話番号に紐づき携帯電話網を通して送信され、ECや決済などのWebサービスやスマホアプリなどの本人認証の確認手段や通知・督促などの連絡手段、マーケティング等に関わるプロモーションツールとしても活用されています。

SMSは携帯キャリアサービスを提供している企業を通してメッセージを送ります。そのため、スマートフォンや携帯電話を所有するほとんどのユーザーに対し送信できるのが大きな特徴です。

さらに電話番号は変更されることが少ないため、対象者への到達率がとても高いのも大きな特長と言えるでしょう。

■ 国内のSMS利用規模(市場規模)

日本国内のSMS市場規模はさまざまあり、P2P (Person to Person)-SMSと呼ばれる個人間でのSMSと法人から個人に送る A2P (Aplication to Person)-SMS とがあります。基本的にはP2P-SMSもしくはA2P-SMSのどちらかで使われることがほとんどでしょう。

ミック経済研究所の調査によると、SMS利用のデータを示す送信数は、年々急増するという予測の調査結果となっています。そのため、今後さらにSMSの利用が一般的に使われていくものとなるでしょう。

A2P-SMS配信数と増加率

(出典:日本経済新聞 ミック経済研究所、「爆発的な拡大が予測されるA2P-SMS市場」を発表 関連資料)

さらに、法人から個人に送る A2P-SMS の配信数も年々拡大傾向にあり、特にビジネス向け通信インフラとしてSMSの利用が定着するだろうと予測されています。

 2015年度の配信数は 1億1140万通 、法人顧客数は 1,600社 と予想されています。2021年には配信数が26億8,800万通 、法人数が20,680 法人まで増えると予想されています。

登録顧客数と内新規登録顧客数

(出典:日本経済新聞 ミック経済研究所、「爆発的な拡大が予測されるA2P-SMS市場」を発表 関連資料)

これらのデータからわかるように、SMSを利用したサービスは一般的に使われ普及していると言えます。また、SMSサービスを有効活用することにより顧客体験向上やセキュリティ向上など様々な効果が得られるでしょう。

■ 携帯キャリアの網羅性

連絡を漏れなく確実に届けたい場合、対象とする携帯キャリア会社が網羅されているかを確認する必要があります。

SMSを対象者へ確実に届ける、という観点では、到達率を高める上で重要な携帯キャリアをみるべきでしょう。ドコモ、au、ソフトバンクに加え、楽天モバイルがサービスを開始しています。ドコモ、au、ソフトバンクは対応しているが、楽天モバイルは対応できていない場合もあるので気をつけましょう。

楽天モバイルの利用者数が限られているため、到達率に大きく影響はしない可能性はある一方で、今後、楽天モバイルが普及すると大きな差異になる可能性があります。そのため、 ドコモ、au、ソフトバンク、楽天の網羅は必須と言えるでしょう。

例えば、USEN-NEXT GROUPのTACT社で提供している「SMS送るくん」やメディアSMS、Cuenote SMSなどは全てのキャリアを網羅しているようです。

■ SMS送信サービスの価格帯について

一般的にSMS送信サービスを利用する場合、1通の送信あたりの金額と従量課金制で利用できるSMSサービスがほとんどでしょう。多くのサービスの場合、1通あたり10円前後から利用できます。

そのため、送信先の母数が少ない場合は比較的安価に利用できます。しかし、1回の送信で大量に送信する場合は、費用負担もそれなりの価格となるので気をつける必要があります。

多くのSMS送信サービスでは配信通数が多くなるほど1通あたりの単価が安くなるボリュームディスカウントのプランを用意しています。ご参考までに安価な価格帯をうたっているのは、SMSLINK(株式会社ネクスウェイ)が1通8円~、SMS HaNa(日本テレネット株式会社)も同様に1通8円~、SMS送るくん(株式会社TACT)が1通7.5円〜です。

■ SMS送信サービス導入前に知っておくべき5つのポイント

01. 使いやすさ(ユーザビリティ)

どのITソリューションやサービスでも言えることですが、SMSサービスを利用する担当者が問題なく利用できるのか、といった使いやすさは重要です。

別の配信システムとAPI連携をすることで、SMSを自動送信する場合には、特にはじめの設定以外は問題にはなりません。しかし、送信先のリスト作成からデータをインポートする作業や文面の挿入、修正・改善する場合の作業がある場合は、担当者が使いやすい操作画面なのかは重要です。

さらに毎度配信コンテンツを作成するとなると、その分の作業量もおのずと増えます。テンプレート機能などを利用することで効率的にSMS送信できるかなど実用面でも確認しましょう。

導入したものの、全く使えなかったということがないように使いやすいサービスかどうか、という観点でのチェックをしておきましょう。

02. 利用開始までの期間

SMSサービスを利用するにあたっての導入期間は把握しておく必要があります。SMSサービス導入を決めたとしても、導入から利用までに時間がかかってしまっては開始スケジュールに影響が出る可能性もあります。即日利用が可能なのかは、サービス提供会社に確認するようにしましょう。

03. 送信文とURL記載について

SMSを送る際に送信文字数の制限を知っておく必要があります。理想としている文字数の送信ができなければそもそもSMSを利用する意味がなくなってしまう可能性もあります。

また、文字数だけではなくURL送信や短縮URL生成が可能か、などの機能面でも把握しておくとより効果的なSMSの使い方ができるため細かく確認しておくと良いでしょう。

04. 国内直収接続と国際網接続の特徴

SMS送信サービスには接続方式というものがあります。この接続方式には、国内直収接続と国際網接続の2種類があることを理解しておきましょう。

一般的に高い到達率と言われているのは国内直収接続のサービスですが、国内直収接続は価格が高い傾向にあります。キャリアと直接接続することにより、到達率が高まり、送達結果を詳しく知ることもできます。

一方で国際網接続は、海外の回線網を利用して、日本の携帯電話にSMS配信をする手法になります。海外の回線網を利用するため、国内のものと比べ送信にかかる費用が安く抑えられるというメリットがあります。

しかし、海外からのSMS受信を拒否設定している場合はSMSが届かない場合もあるため、到達率が低くなるというデメリットもあります。大量にSMS送信をする場合など、費用がかかるため国際網接続SMSサービスを利用検討するのも良いのではないでしょうか。

05. SMSサービスとのAPI連携

より効率的にSMSサービスを利用するためにはAPI連携が可能かも確認しておきましょう。例えば、送信先が膨大な数となる場合や頻繁にSMSを送信する場合、毎回リスト作成し、データをシステムに連携するのは大変です。

しかし、API連携ができると、毎回のリスト作成などが必要なくなります。特に本人認証などで利用する場合はすぐに自動送信する必要があるためAPI連携必要となります。SMSサービスの配信方法や文字数制限などが要件にマッチした状態でAPI連携できるか確認しておきましょう。

■ 主なSMS送信サービス14選

「SMS送るくん」USEN-NEXT GROUP 株式会社TACT

SMS送るくん

USEN-NEXT GROUPのTACT社が提供している業界最安値クラスの「SMS送るくん」は、導入実績多数・シンプル操作で利用可能なSMSサービスとなっております。1通につき7.5円と低価格でずっと利用できるのが最大の特徴となります。また、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天を網羅しおり、高い到達率を誇るため導入検討している方はぜひ一度ご相談ください。

URL:https://sms-service.tactinc.jp/

「空電プッシュ」NTTコム オンライン

空電プッシュ

空電プッシュは、24時間365日有人監視及び有人受付を実施しており、深夜に故障が発生しても迅速に対応が可能です。また、国内主要4キャリアとクローズドなネットワークを構成、セキュリティの高さが強みのSMS送信サービスとなっております。ドコモ:660文字、au:140バイト、ソフトバンク:333文字まで送信可能で、長文分割機能を使えば、キャリア端末問わず、最大700文字のメッセージ送信が可能です。

「メディアSMS」株式会社メディア4u

Media SMS

メディアSMSは、到達率99.9%を誇るSMS送信サービスです。キャリア直接接続で、CRMなどとのAPI連携に対応可能となっております。全キャリアで660~670文字までの長文対応可能となっています。ユーザーからの受信もできる双方向SMSや、IVRと連携してSMSを自動返信、Webへの誘導やコールバック対応が可能になる機能もあるようです。

「Push!SMS」 株式会社ジンテック

Push SMS

Push!SMSは、Web上で簡単に操作が可能なSMS一括配信サービスで、送信先の携帯キャリアを問わず、効率的にSMSを配信できます。キャリアはSoftbank、au、docomo、楽天モバイルの4キャリアに対応可能です。電話をかけても応答してもらえない顧客や居所不明になった顧客への連絡手段として、また災害時の安否確認など緊急性の高い連絡手段として利用されています。誤送信防止機能や、発信元電話番号表示機能があり、配信システムは全て国内で完結しているため、安全性の高いのが特徴となっています。

「Cuenote SMS」ユミルリンク株式会社

cuenote SMS

Cuenote SMSは、メール配信システムを中心としたCuenote(キューノート)シリーズのSMS送信サービスです。メール配信システム「Cuenote FC」の開発・提供実績を活かし、安定したサービス基盤から高速・確実なSMS配信を実現している点が強みとなります。方式はキャリア直収方式で、最大660文字までのSMS配信に対応しています。また、API接続による自動連携・配信指示に対応可能となっており、開発が容易なRESTful APIを標準で搭載、本人認証などのシステム連携が容易におこなえます。URL短縮機能や、名前など属性の差し込みやメッセージ内に記載したURLがどれだけのユーザーにクリックされたかを測定できる機能もあります。

「SMSLINK」株式会社ネクスウェイ

SMSLINK

SMSLINKは、過去30年間で10,000法人以上に情報通信サービスを提供してきたノウハウを活かしたSMSサービスです。2種類のサービスタイプから選択でき、1)サービス画面から送信指示をするWebタイプ、2)システム連携が可能なAPIタイプから選べます。また、「宛先リストのアップロード」「メッセージの作成」「送信日時の設定」の3ステップでSMSを簡単に送信可能となっており、一斉送信、予約送信、名前等の情報差し込み、短縮URLの自動生成等、連絡業務を効率化させる機能もあります。

「SMS HaNa」日本テレネット株式会社

SMS HaNa

SMS HaNaは、ユーザビリティにこだわったSMS送信サービスとなっております。文章への差し込みは最大5か所、短縮URLは20文字、CSVだけでなくExcelでのアップロードも可能な点が特徴となっています。また、3キャリア直収となっており、WEBの管理画面から送信するタイプか、API連携タイプか選択する必要があります。1時間で10万通の送信可能な点、有人監視体制を24時間365日対応可能な点、プライバシーマークも取得している点も特徴です。

「SMSコネクト」株式会社アクリート

SMSコネクト

SMSコネクトは、グローバル企業と国内大手企業での導入実績と経験に基づき、SMSに関する様々なノウハウを持っています。携帯電話事業者との直接接続したサービスとなっており、API接続送信対応も可能となっています。本文差込送信、配信時間予約送信、URL自動短縮などの機能も豊富です。SMSを受信できないユーザーの電話番号を認証するためのIVRサービスや、電話をかけると音声自動応答(IVR)により音声が再生され、電話を切ると事前に登録された定型文のSMSが届くサービス(チラシやラジオ広告からURLを配布する手段として最適)など、IVRと連携した幅広いサービス展開をしているのが特徴です。

「絶対リーチ」AI CROSS株式会社 

絶対リーチ

絶対リーチ!®は、顧客への結びつきを強化するSMSで、手軽に送受信可能な法人向けSMS配信サービスです。パソコンの専用管理画面からメッセージを送信できる他に、紙DMの置き換えや決済代行、さらにAPI連携を行うことで、利用しているシステムにSMS送信機能を組み込むことも可能となっています。

「KDDI Message Cast」Supership株式会社/KDDI株式会社 

KDDI Message Cast

KDDI Message Castは、自社の状況に合わせた運用が可能となっており、簡単に利用できる入稿ポータルと自社システムとのAPI連携の2つの配信タイプを利用できるSMS送信サービスです。過去に配信したログ情報をポータル上からCSV出力可能な機能もあります。このサービスは、KDDIとSupership株式会社との共同運営サービスのため、従来の電話番号に加えて自社の情報をセグメントに活用したSMS配信やデータドリブンなマーケティング施策にも活用できるのも特徴となっています。

「fonfunSMS」株式会社FunFusion

fonfun SMS

fonfun SMSは、導入実績800社以上、配信代行サポートもしています。個別送信、一斉送信、詳細ページ送信、配信停止付き送信、70文字以上の長文送信に対応しています。基本的な機能として、督促、予約確認、キャンペーン案内、集客などに利用されています。また、APIによる接続連携により、お客様のシステムやアプリケーションからSMSを送信可能です。本人認証、コールセンター、予約管理などの用途で使われています。fonfun SMSはサポートに強みがあり、操作サポートだけでなく、SMSで表示する画像制作のサポートや、SMS配信に関わる作業(画像作成、テンプレート作成、配信作業)代行、年間の配信プランの作成・進捗管理、毎月の報告レポートの作成など、専任の担当者が全て代行してくれます。

「Mail SMS」CM.com Japan 株式会社

Mail SMS

Mail SMSは、専用ツールやWebページを必要とせず、普段使用しているメールアドレス、メールソフトから送信できるのが特長となっているSMS送信サービスです。SMS配信数が増え、メッセージの配信履歴を管理する必要がある企業は検討してみると良いでしょう。 「SMS配信ツール」では、API連携、国際SMS、URLクリックカウント、双方向SMS、配信結果や開封結果のCSV形式でのダウンロード、モバイル専用のランディングページやアンケートフォームを簡単に作成できる機能、などが利用可能となっています。

「KYUSMS」株式会社KYUBIZ JAPAN

KYUSMS

KYUSMSは、導入数2,500社以上、マーケティングにも本人認証にも利用できるSMS送信サービスです。国内キャリアと海外キャリアの両キャリアに対応している点が特長です。また、長文660文字にも対応しており、配信状況や配信結果が一目で分かる設計の管理画面にも定評があります。トラッキングURLも標準装備でお客様の反応率を測定でき、結果情報のダウンロードも可能です。IVRにも対応しているため、050、03、0120などの番号に掛けてSMSを受け取り、モバイル・WEBサイトへ簡単に誘導できるようなっています。

「WEBCAS SMS」株式会社エイジア

WEBCAS SMS

WEBCAS SMSは、シリーズ計6,000社以上導入の、メールマーケティングシステムのWEBCASシリーズのSMS送信サービスです。メール配信システムと連動できる点が特長となっています(WEBCASシリーズの利用・申し込みが必須)。メール配信システムのデータベースと連携し、メールマーケティングの流れにSMS配信を組み込むことが可能で、「前回メールがエラーになった人だけを抽出してSMSを配信する」などの作業が簡単にできる点が強みとなっています。 メールマーケティングで培ったノウハウを活かし、One to One配信や、セグメント配信機能、効果分析機能など充実した機能が揃っており、国内携帯キャリア(docomo、au、Softbank、Y!mobile)に対応しています。

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